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免税軽油という物がございます。
船の燃料として使う(道路で使用しないので道路使用税分免税)で手続きするとスタンドでも32円引きで軽油を購入できます。
ところがこの免税軽油、24年3月で廃止が確定しています。

船の燃料で軽油を使っている漁師さんや遊漁船には死活問題です。

延長措置が取られるとか情報が錯綜しておりますがたぶん24年度の段階で一旦は廃止になるであろうと思います。
※今の管政権では延長措置の法案まで国会審議する状態にはならないと思うし、24年の段階ではまだ国会は空転している可能性が高いと思うので。。

そこで、代替燃料を模索する必要があります。
いろいろと調べていますが、灯油+添加剤 もしくは A重油 が代替可能な燃料となってきます。


ただ、軽油以外を使うとエンジンが壊れるとか健康被害があるとかネガティブなうわさも結構あります。
重油は軽油と比較して硫黄分が高い、不純物が多い 等

不純物はエレメント+オイルの交換頻度を上げることで回避されるが、その分コストが上がるとか色々いわれています。

悩んでも仕方ないのでエンジンメーカーのKOMATUさんに問い合わせをしてみました。

・軽油の場合は500時間程度使った段階でオイル・エレメント交換推奨だが A重油の場合は250時間での交換が望ましい
・エンジンの回転数的には1800~2000回転程度での運用がベスト

との回答。

オイルコスト的に500→250での交換頻度となるので単純に倍になるようにも思いますが当船の月の運用時間を鑑みると

 ・どんなに多くても週に1~3日程度 週2日として1ヶ月で8日
 ・一回出船で大体7~9時間 8時間で計算するとして月あたり64時間
 ・250時間計算だと3.9ヶ月程度での交換…


ってことは、今のメンテナンスの頻度とあまり変わらないのでは?

A重油万歳

でも、エコとかクリーンエネルギーとかCO2削減とか言ってる割に、軽油からA重油に移るような世情を作ること自体、国の方針は矛盾してると感じます。

出来るなら軽油を使い続けようかと思います。